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東大寺法華堂の部材は731年伐採 寺要録も年代合致 [文化]

奈良・東大寺の法華堂(三月堂)で進められている年輪年代調査で、仏堂の建築に使われた部材の一つが、731年に伐採されたヒノキとわかった。堂内の八角須弥壇(しゅみだん)で729年伐採のヒノキ材が見つかっているが、建物本体でも730年代前半に建立されたとみられる痕跡が確認され、記録集「東大寺要録」の記述が正しい可能性がさらに高まった。

 奈良文化財研究所の客員研究員でもある光谷拓実(みつたに・たくみ)・総合地球環境学研究所客員教授が調査し、天井近くにある部材で表皮が削り残されていたことが判明。その下にある年輪の幅を計測して、731年伐採が確認された。過去の調査では、古代の木材は伐採から数年内に使用されたとみられる例が多いという。

 平安時代に編まれた東大寺要録には、「733年に羂索(けんさく)院(法華堂の旧名)が創建立された」「本尊の不空羂索観音像が造立されたが安置場所が定まらず、数年後に都(平城京)の東側の山に決まった」などと記されている。調査結果からは、不空羂索観音像が載る八角須弥壇が当時の東大寺の中心施設、法華堂より数年古いことになり、これも要録の記載と合致する。


仙台出身の全セ先発由規「投げられたこと感謝」 [プロ野球]

プロ野球のマツダオールスターゲーム第3戦で、全セは仙台育英高出身の由規(ヤクルト)が先発した。

 登板前のブルペンから「球はいかないし、コントロールも定まらなかった」と一回にいきなりピンチを招き、稲葉(日本ハム)からは先制2ラン。しかし二回には中田(日本ハム)から併殺打を奪い、同学年対決には勝利した。持ち味のストレートは150キロ台を連発。

 東日本大震災の復興支援を目的に開催された地元での球宴に、「投げられたことに感謝している」と感慨深げだった。

(2011年7月24日14時28分 読売新聞)

3安打稲葉MVP、全パ5―0快勝…球宴第3戦 [プロ野球]

プロ野球のマツダオールスターゲーム第3戦は24日午後、東日本大震災の復興支援を目的に、Kスタ宮城で行われ、全パが5―0で快勝した。

 全パは地元・楽天の田中、全セは仙台育英高出身の由規(ヤクルト)が先発。田中は初回を無失点に抑えたが、由規は初回、稲葉(日本ハム)に2ランを浴びて先制点を奪われた。

 全パは、二回を東北高出身のダルビッシュ(日本ハム)、三回を和田(ソフトバンク)、四、五回を摂津(ソフトバンク)が継投、無失点に抑えた。六回は斎藤(日本ハム)がオールスター2度目のマウンドに上がり、三者凡退に抑えた。

 全セは、三回から継投した山口(横浜)が稲葉(日本ハム)の適時打で1点を追加され、四回にはバリントン(広島)が、T―岡田(オリックス)のソロ本塁打で4点目を奪われた。六回は内海(巨人)が継投したが、内川(ソフトバンク)の適時打で1点追加された。

 全パは七回を森福(ソフトバンク)、八回を増井(日本ハム)、九回を岸田(オリックス)が無失点に抑え、逃げ切った。

 全セは七、八回を江尻(横浜)が無失点で切り抜けたが、及ばなかった。

          ◇

 最優秀選手賞(MVP)には、先制2ランを含む3安打を放った稲葉(日本ハム)が選ばれた。

(2011年7月24日15時40分 読売新聞)

ドラフト会議指名優先権はパ…球宴勝ち越しで [プロ野球]

プロ野球の今秋の新人選択会議(ドラフト会議、10月27日)の指名優先権は24日、オールスター戦で勝ち越したパ・リーグに確定した。


 指名はパの最下位球団から始まり、セの最下位、パ5位、セ5位の順で行われる。

(2011年7月24日17時56分 読売新聞)

48歳・工藤、今秋に米球界挑戦 [プロ野球]

元西武の工藤公康投手(48)は24日、今年秋に米国でトライアウトを受け、現役復帰を目指す考えを明らかにした。


 昨年西武を退団した工藤は、海外も視野に現役続行を希望しており、今シーズンは充電期間にあてていた。仙台で行われた球宴前のイベントに参加し、「9月くらいからキャッチボールを始め、11月くらいに向こう(米国)でトライアウトを受ける」と語った。

(2011年7月24日20時05分 読売新聞)

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